私たちの住む俵山で文化祭がありました。
運動会と同じく、幼児園生〜おじいちゃん、おばあちゃんまで一緒に参加するイベント。
俵山には「子ども歌舞伎」というものがあります。
小学生から中学生まで3つに分かれて演じるのですが、中学校が閉校になってしまったので、今年からは小学生2つの舞台。
はっちゃんは1〜3年生で出演。
初めての歌舞伎なので、わたしもとっても楽しみにしていました。
子ども達がでてきて、みんなばっちりお化粧して、緊張した面持ち。
はっちゃん、いつもの八の字眉毛がきりっとしています。
俵山は子供が少ないので、どの子もなじみがあるし
特に同級生はほぼみんな幼児園から一緒だから、
もうかわいくてかわいくて。
その子たちがお遊戯してた頃から歌舞伎をするまでに
成長した姿をみていたらじわっと・・・
最後にひとりひとり得意なこと、好きなことと名前を言ってポーズを決めていくのですが
その時にはもう「うん、うん。それが好きなんだね」なんて思いながらあふれてくる涙。
縁もない俵山に移住してきたことを知る山口の人たちはみんな一様に
「不便じゃない!?」
「どうしてこんな田舎に??」と聞きます。
たしかに大人からすると不便で困ることもあります。
でも、地域のひとたちがこどもを見守る目がとてもやさしい。
こどもたちが年齢関係なく遊び、けんかもする。
子ども時代はからだを使って思いっきり遊ぶことを大切にしている我が家には
子育てにとてもよい環境だと思っています。
これはいくらお金を積んだって得られないこと。
そんなことが俵山にはあるなあ、と思う。
子ども達の姿をみながら、やっぱりよかったなぁ、と思って終わるころにはぼろぼろ泣いてました(笑)
ちなみにはっちゃんの言った得意なことは「水中ジャンプ」
スイミングの人にしかわからないよ!って心でつっこんでいたら、
ちょうどうしろにスイミングのコーチが座っていて。
コーチ、「水中ジャンプって言ってくれましたね!」ってニコニコ。
しあわせな気持ちで舞台を見終えて、急いでお店に戻り働くかあさんでした。